top of page
検索

【メルマガ Back No.73】決算書の読み方その③ 株価の先見性と成長率について

決算書の読み方その③
決算書の読み方その③

 

こんにちは、KABU-ACAの神谷です。

 

6月に入り、日経平均は史上最高値圏を更新しています。しかし一方でTOPIXは小幅安や横ばいが続き、プライム市場の7割近くが値下がりする日も珍しくありません。ソフトバンクGやキオクシア、村田製作所といった一部の値がさ・AI半導体関連株が指数を牽引する、極端な二極化相場です。

 

「日経は最高値なのに、自分のポートフォリオは下がっている」そんな声が溢れているのも、無理はありません。

 

なぜ二極化が起きているのか

 

背景にあるのは「持たざるリスク」です。AIがお金を生まないものという認識から、AIがお金を生むものという認識へ、市場の前提が変わってきています。NVIDIAをはじめとする半導体企業の決算がそれを証明し、半導体株を持っていないと市場のパフォーマンスから置いていかれるという焦りが、一部の銘柄への資金集中を生んでいます。

 

その根底にあるのは、一部の半導体企業が今後ものすごい利益を生むのではないかという期待感です。この期待感自体は、方向性として間違っていません。

 

ただ、市場はその期待を急速に織り込んでいる状態です。期待が先行して織り込まれた分、いずれ実際の成長率に見合った水準へと是正されていくと考えるのが自然です。つまり、今の極端な二極化はどこかで修正される可能性が高い。

 

決算書を読むときは「今」ではなく「未来」を見る

 

今日お伝えしたいのは、株価の先見性という考え方です。

 

株価というのは、今の状態から未来の状態を織り込んでいくものです。決算書を読むときに気をつけてほしいのは、今の業績が良いということと、未来の業績が良いということはまったく別物だという点です。

 

たとえば、ある会社が1兆円の資産を持っているとします。「1兆円を持っているから買い」ではありません。その1兆円がこれからどう動くか、どう増えるか、そちらの方がずっと重要です。

 

業績も同じです。今30%成長していることはすでに織り込まれています。

 

投資家が見ているのはその先、30%が40%に加速するのか、20%に減速するのか、そこです。株価が大きく動くのは、成長が加速していくような企業です。

 

今のAI相場はまさにその状態で、業績の加速期待がさらなる資金流入を呼んでいます。ただし短期的な動きは必ず是正されます。急騰した銘柄は、業績と成長率に見合った株価水準へと戻っていくのが一般的です。

 

不安を感じたら、決算書に戻る

 

自分のポートフォリオが下がっているとき、不安を感じるのは自然なことです。ただ、そのときに見るべきはチャートでも短期の株価でもありません。

 

もう一度決算書を読み直してください。今の下がった株価は、業績と比べて割安なのか。そして、この企業の成長は1年・2年先も続くと確信できるか。

 

その二点を確認してください。

 

業績を根拠に投資するということは、1週間や2週間の株価の動きに一喜一憂しないということです。株価は必ず波打ちます。市場の流行も変わります。しかし長い目で見れば、株価は必ず業績に修正されていきます。

 

業績の加速が続くと確信できる銘柄を持っているなら、今の短期的な下落は気にしなくていい。大きな利益は、そういう銘柄を1年・2年と持ち続けることで生まれます。

 

身につけてほしい思考習慣

 

今期30%成長しているのはなぜか。その理由が来年も続くなら、40%になる確率はどのくらいか。この問いを自分の言葉で答えられるかどうかが、投資の精度を決めます。

 

チャートでも株価でもなく、業績の成長率とその継続性。ここに目を向けてください。

 

決算書を開き、業績の成長率と株価をどう分析するか、適正株価の考え方をKABU-ACAで一緒に身につけてみませんか?

KABU-ACAではメルマガの毎週二回無料のメルマガを発信しています。


ブログへの転載は1週間遅れとなっております。


下記のバナーから登録をよろしくお願いします。(1秒で登録できます)

投資を勉強したい人は登録してください。
投資を勉強したい人は登録してください。

 
 
 

コメント


bottom of page