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金利が上がると、なぜグロース株よりバリュー株が選ばれやすくなるのですか?

2025年4月1日
読了時間: 3分

更新日:8月30日


こんにちは、KABU-ACAの神谷です。

金利が上がる局面になると、それまで強かった成長株(グロース株)が急に売られ、代わりに配当株や割安株(バリュー株)が買われる、という動きをよく見かけます。今回はこの仕組みについてお話しします。

なぜ金利はグロース株に不利に働くのですか?

株価は、その企業が将来生み出す利益を、今の価値に割り引いて計算したものだと考えられています。金利が上がると、この「割り引く力」が強くなります。

グロース株は、今の利益よりも、数年先の大きな成長を期待されて買われている銘柄です。将来の利益の比重が大きいぶん、金利が上がったときの影響も大きく受けます。遠くにある利益ほど、金利という重力に強く引っ張られるイメージです。

バリュー株が選ばれやすくなるのはなぜですか?

一方、バリュー株や高配当株は、将来の成長期待ではなく、今すでに出ている利益や配当を評価されて買われています。将来を大きく織り込んでいないぶん、金利上昇の影響を受けにくくなります。

投資家からすると、金利が上がって「将来を買う」コストが高くなった局面では、「今すでにある利益」の方が相対的に魅力的に見えてくる、ということです。

この動きは、いつも同じように起きますか?

ここは注意が必要です。金利が上がれば必ずグロース株が下がる、バリュー株が上がる、という単純な話ではありません。

グロース株の中にも、利益成長が金利上昇の影響を上回るほど強い企業もあります。逆にバリュー株でも、配当の原資である利益やキャッシュフローが細っていれば、金利とは別の理由で売られることもあります。金利は一つの要因であって、企業ごとの実際の利益成長や財務の中身と、必ずセットで見る必要があると私は考えています。

投資家は何を確認すればいいですか?

自分が保有している銘柄が、今の利益で評価されているのか、将来の成長期待で評価されているのかを、まず把握しておくことが大切です。PERが高い銘柄ほど、将来への期待が大きく乗っている傾向があります。

金利の動きに一喜一憂する前に、自分のポートフォリオがどちらの性質に偏っているかを知っておく。それだけでも、相場が動いたときに慌てにくくなります。


金利と金がなぜ同時に上がることがあるのかは、金利も金も同時に上がる、これは「教科書通り」ではありません。何が起きているのですか?で詳しく解説しています。

FAQ

金利が上がると株はすべて下がりますか?

いいえ。将来の利益を強く織り込んだ銘柄ほど影響を受けやすく、今すでに利益が出ている銘柄は相対的に影響を受けにくい傾向があります。


グロース株とバリュー株、どちらを持てばいいですか?

どちらが優れているという話ではなく、金利局面によって評価されやすさが変わるという特性の違いです。両方の性質を理解したうえで、自分のポートフォリオの偏りを把握することが大切です。


PERが高いと、なぜ金利の影響を受けやすいのですか?

PERが高い銘柄は将来の利益成長への期待が株価に大きく織り込まれており、その将来利益を割り引く金利が上がると、評価額への影響も大きくなりやすいためです。


バリュー株なら金利が上がっても安心ですか?

安心とは言えません。配当や利益の裏付けが弱まっている企業は、金利とは別の理由で株価が下がることがあります。


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※本記事は投資判断の参考情報を提供するものであり、特定の金融商品や銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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