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「この株、今買っていいの?」全てが優良銘柄でも、タイミングを間違えると資金は溶けます。

買いのタイミングを間違えるな!
買いのタイミングを間違えるな!

こんにちは、KABU-ACAの神谷拓です。

大学時代から独学で投資を学び、投資歴20年以上。資産を10年で10倍、直近3年で+82%を達成。「誰でも再現できる投資の学び方」を伝えるために株式投資アカデミー KABU-ACAを設立しました。あなたの投資の再チャレンジを全力でサポートしています。


  1. はじめに:優良株でも大損する?「買い時」を間違える中級者の壁


あなたは今、個別株の銘柄選びで最も難しく、投資判断に自信がないと悩むポイントの一つ、「買い時」の判断で迷っていませんか?

「この会社は財務分析で見ても優良だ。しかし、いつ買えばいいのか?」

実は、投資歴20年の私自身も、過去にこの「買い時」の判断で大きな失敗を繰り返しました。


当時の私は、SNSなどで人気のなんとなく有名で良さそうな銘柄が、チャート上でものすごく下がったときに「いまこそ買いの好機だ!」と思い込み、渾身の買いを入れてよく大損していました。 銘柄の良し悪しではなく、安値になったという事実にだけ反応し、結果として高値掴みのまま含み損を抱えるという、投資失敗の典型的なパターンでした。


このような下落中の銘柄は投資家の心理、需給などの他に、自分が見えていない、分析しきれていないその株の欠点など隠れているケースもあり、下落中の銘柄というのはそもそも買うべきではありません。


株式投資初心者中級者の方が、資産形成を確実なものにするためには、「良い銘柄」を見つける力だけでなく、「最高のタイミング」でエントリーする技術が必要です。


今回は、短期・中期どちらの投資スタイルでも活用できる、再現性のある「買い時」を判断する3つのシンプルな共通点を解説します。この基準を身につけ、自分軸の投資を確立しましょう。


鉄則1:テクニカルで読む「押し目」と「ブレイクアウト」


テクニカル分析は、短期的な大衆心理の分析です。チャートそのものに論理性はありませんが、多くの投資家が信じているからこそ機能します。重要なのは「誰がやっても簡単にわかる、再現性のあるシグナル」を使うことです。テクニカル分析はとにかく基礎の追求。バスケットボールと一緒で、基礎の技をプロ級にできるように突き詰めることが重要です。


テクニカル分析で最も重要な重要なものが移動平均線です。異論があるかもしれませんが、私はもっとも知名度があり、みんな見ているのは移動平均線だと考えます。


① 長期上昇の中の「押し目」を狙う


長期的な上昇トレンドの中の一時的な下落(押し目)は、買いのチャンスです。


  • 長期的な上昇トレンドの確認:まず、200日移動平均線が上向いていることを確認してください。これは、少なくてもここ1年くらいは「この株は強い」というサインです。1年くらい上がり続けているということはトレンドとしては上がっている株。そういう銘柄をまず選ぶこと。


  • 買いシグナル:株価が短期移動平均線(25日または50日 or 75日)に接近し、そこで反発するタイミングを狙います。反発の際、比較的大きな陽線を作り、さらに出来高が前日比で増加していることが確認できれば、押し目買いの有効性は高まります。


  • 25日と50日or 75日移動平均線はどっちを使ったらいいのか」はその株に寄ります。チャートを見るとどちらの移動平均線で反発しているかという傾向があると思います。その移動平均の期間が機能している移動平均線の期間です。

    移動平均線と出来高
    移動平均線と出来高


間違っても、短期移動平均線から大きく上に離れている銘柄は追わないでください。株価は「平均に回帰する」(移動平均線に戻ろうとする心理的な圧力がかかる)ため、高値掴みの危険性が増します。


② レンジ相場からの「ブレイクアウト」を狙う


次にトレンドラインについです。トレンドラインは上昇のトレンドライン、下降のトレンドラインを構成するチャネルラインあります。そういうものは見ません。重要なのは一つだけです。


レンジ相場(一定の値幅を行ったり来たりする横ばいの相場)が長く続いた後のブレイクアウト(前回の高値を超える瞬間)は、株価が次の価格レンジに移行するサインです。

またレンジ相場の下方を支持線、上値を抵抗線と呼び。その間を行ったり来たりしている期間が続き、それを突き破って伸びていくブレイクアウト。トレンドラインではこれだけ覚えてください。


  • 買いシグナル:価格が前回の高値を突破した瞬間が買いのサインです。


ブレイクアウト
ブレイクアウト

  • 出来高の確認:必ず出来高を同時に確認してください。出来高が伴わないブレイクアウトは騙しが多いです。ブレイクアウトと共に出来高も急増している場合、大口投資家が新たなレンジでの買い参入を決めた可能性が高く、信頼できます。


鉄則2:セクター全体に「追い風」が吹いているか


あなたが選んだ個別株が、どれだけ業績に基づいていたとしても、その株が存在するセクター(業界)全体に勢いがなければ、株価はなかなか上がりません


  • 資金はセクター単位で動く:大口の投資家(機関投資家など)は、一つの銘柄ではなく、その時の社会のトレンドや市況分析に基づき、業界全体に資金を振り分けてくるからです。


  • トレンドの確認:例えば、今ならAIデータセンター、それに伴う電気工事業者、空調、電力などのインフラ関連が強いです。このような業界全体のトレンドを常に意識してください。


向かい風の業界で、業績のいい銘柄を選んでも、その努力は報われにくいです。株はセクター単位で投資するという意識を持ち、セクターに追い風が吹いていることを確認してから、個別の優良銘柄に資金を投じてください。


鉄則3:業績変化の「成長の源泉」が明確にあるか


テクニカル的なタイミングや、セクターの追い風を確認したら、最後にファンダメンタルズ分析の視点に戻ります。

買い時を判断する最後の条件は、その株に業績変化をもたらす明確な要因(成長の源泉)があるかどうかです。


  • セクターの恩恵(直接要因):鉄則2の通り、セクターの追い風そのものが、業績変化の直接的な要因になる場合があります。その場合は、このトレンドがいつまで続くのかを、関連会社の決算書なども見ながら確かめましょう。


  • 企業の独自の要因:新しい新製品の発表(例:ソフトウェアの販売形態が単品売りからクラウドに切り替わるなど)や、新しい市場(海外市場など)の開拓を攻めているなど、その会社固有の成長の源泉を見つけることが重要です。


この成長の源泉は、決算書の読み方をマスターしていれば、売上構成やセグメント別の利益などから把握できます。ウェブニュースや四季報の情報も組み合わせて、企業の「次なる一手」が順調に進んでいることを確認してください。


まとめ:再現性のある投資判断で「買い時」の迷いをなくす


「この株は今が買い時か?」という問いは、多くの情報が錯綜し、投資判断に自信がない状態では答えが出ません。


しかし、今回解説したテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を統合した3つの鉄則を使えば、あなたの投資スタイルは大きく改善し、再現性のある投資へと変わります。


ミドル世代の個別株投資の成功は、感情ではなく、シンプルなルールに基づいた冷静な判断の積み重ねです。この基準を繰り返し実践し、勝ち続ける方法を自分のものにしていきましょう。


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