【40代、50代の投資術】勝ち続けるためのポートフォリオ戦略と損切り技術
- 神谷拓
- 8月8日
- 読了時間: 6分
更新日:8月10日

こんにちは!KABUACA(カブアカ)講師、神谷拓です。
株式投資歴20年、これまで100人以上の方の個別指導を通じて、たくさんの投資家さんと向き合ってきました。
もしあなたが、
新NISAでインデックス投資は始めたけど、個別株投資もやってみたい
でも、個別株だとどうやって良い銘柄を選んだらいいかわからない
なんとなく買った銘柄が含み損になって、どうしたらいいか迷っている
そう感じているなら、今日の話はきっとあなたの資産を大きく増やすヒントになります。
なぜなら、今日お話しするのは、私が20年の投資家人生でたどり着いた、「負けない投資」をしながらも資産を大きく増やすための、具体的な資産の組み合わせ方(ポートフォリオ)と損切り技術だからです。
インデックス投資の堅実さだけでは物足りないと感じているあなたに、個別株投資でワクワクしながら資産を増やしていく方法をお伝えします。
資産の組み合わせ方:コア・サテライト戦略でスピードを加速させる
投資には様々なスタイルがありますが、私が個別株投資を始める方に強くおすすめしているのが、「コア・サテライト戦略」です。
これは、資産の大部分をリスクの低い安定的な資産(コア)で運用し、一部を積極的にリターンを狙う資産(サテライト)で運用するという考え方です。
コア:インデックス投資で老後資金を堅実に守る
「インデックス投資って何?」という方もいるかもしれません。インデックス投資とは、日経平均株価やS&P500といった特定の指数に連動する運用成果を目指す投資方法です。個別の企業の株価を分析する必要がなく、多くの銘柄に分散投資できるのが大きな特徴です。
コアに使うのは、あなたがすでに始めているインデックス投資です。
具体的には、全世界に分散投資する「オルカン(オールカントリー)」などで十分です。コアに求めるリターンは、通常はそれほど高くなく、長期間で年率5%から7%程度を目指します。1年間で10%のリターンというのは、非常に良い年であり、ほぼマックスの数字だと思ってください。
このコア部分は、「失ってはいけない老後資金」として考えましょう。毎月決まった額を積み立てて、どんなに株価が変動しても決して売らず、超長期のリターンを目指していくことが大切です。
サテライト:個別株で資産を大きく育てる
一方、サテライトは個別株で積極的にリターンを狙う部分です。私が目指すのは、1年間で2倍、2年間で3倍といったレベル感。インデックス投資だけでは難しい、ダイナミックな資産形成を目指します。
40代、50代から投資を始められた方にとって、コアの割合が大きすぎると、資産形成のスピードが遅すぎて、目標に間に合わないことがあります。
だからこそ、個別株をしっかり勉強し、サテライトで積極的に資産を増やしていくことが非常に重要になります。
個別株投資の「常識」を疑う分散投資術
「分散投資」と聞くと、多くの銘柄を少しずつ買うことを想像するかもしれません。しかし、ただ闇雲に分散するだけでは、かえってパフォーマンスが上がらず、管理も大変になります。
業界で分散し、銘柄は集中する
個別株を買う際、大事なのは業界を分けることです。同じ業界の銘柄ばかり買うのは避けましょう。株価は、業界単位で資金が入ったり、資金が抜けたりすることがよくあります。例えば、自動車業界が不調のときに、トヨタとホンダの両方を持っていたら、どちらも株価が下がる可能性があります。銀行、外食、自動車など、異なる業界に分散させることで、リスクを効果的に分散させることができます。
一方で、分散させすぎも禁物です。10銘柄以上になると、管理も大変になり、パフォーマンスが出にくくなります。私は、日本株6銘柄、アメリカ株6銘柄といったバランス感を推奨しています。これくらいの数であれば、一つひとつの銘柄をしっかり管理でき、かつパフォーマンスも出しやすいからです。
「分散だけど集中投資」。 このバランスこそが、個別株投資で成功するための秘訣です。
資産を成長させるための「銘柄入れ替え」と「損切り技術」
良い銘柄を選んでも、一度買ったら終わりではありません。株で勝ち続けるためには、銘柄を常に厳しく見極め、必要であれば入れ替えていく勇気が必要です。
決算は必ず確認する
私たちは、「この会社は利益成長が続いていくだろう」というストーリーを信じて株を買います。しかし、決算発表でその利益成長率が下がってきたら、それは黄色信号です。あなたのストーリーに狂いが生じ始めた証拠です。
その時は、銘柄の入れ替えを検討しましょう。もしくは、一度その銘柄を売却し、あなたの持ち株の中で一番利益が出ている「優等生」をさらに買い増しするのも非常に有効な戦略です。買い増しは、資産を大きく成長させるためにとても重要です。
短期的な下落に巻き込まれないための「損切り技術」
初めて株を買うときは、必ず小さなロットで入るようにしてください。最初が一番損が出やすいからです。
たとえ業績の良い銘柄を買ったとしても、短期的には業績が株価に影響しないことも多々あります。そして、買ったばかりの銘柄がもし含み損になってしまったら…?
その時は、一度損切りを検討してください。
多くの人が損切りを嫌がりますが、一番避けたいのは、ずるずると長期下落に巻き込まれることです。業績の良い銘柄でも、自分の分析で抜けている点があったり、需給の要因などで、理由なく下落することはしょっちゅうです。
損切りをして、もしその後その銘柄が上がってきたら、もう一度買えばいいのです。その会社の利益成長のストーリーが変わらない限り、それは常にあなたの候補株であり続けます。
この損切り技術を身につけるだけで、あなたの投資パフォーマンスは劇的に改善します。
まとめ:投資は「負けないこと」がすべて
あなたの持ち株は、常に含み益の状態を維持してください。それが、あなたの精神的な安定にもつながり、冷静な投資判断を助けます。
投資は、負けないことが非常に重要です。
負けない投資を続けていれば、自然に利益は出てきます。まずは「企業の将来性を見抜く力」という土台を固め、そして「コア・サテライト戦略」で資産を大きく育てていきましょう。
KABUACAでは、この投資戦略を実践するための、ファンダメンタルズ分析の基礎から、個別株選びの全手順までを丁寧に解説しています。
「インデックス投資だけじゃ物足りない」「なんとなく買って損ばかりしている」そんなあなたにこそ、本質的な投資術を学んでほしい。
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