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株価に惑わされるな。20年の投資経験が辿り着いた「勝つための投資の本質」

10月25日
読了時間: 5分


こんにちは、KABU-ACAの神谷です。

業績は悪くないのに、株価が下がる。昨日まで買われていた銘柄が、今日は一斉に売られる。

そんな相場を見ると、「自分の判断が間違っているのではないか」と不安になりますよね。

私も20年以上投資を続ける中で、何度もそう感じてきました。その経験を通じて重視するようになったのが、株価の値動きと、企業そのものの変化を分けて考えることです。

今回は、私が考える「投資の本質」についてお話しします。



■ 株価が下がったとき、何を見るべきか


株価を見るとき、私は大きく2つの要因を意識しています。

一つは、企業の利益や成長見通しなど、本質的な価値に関わる変化です。もう一つは、投資家の心理や売買の需給によって生まれる値動きです。

実際の相場では、この2つが混ざり合っています。

だからこそ、「株価が下がった」という事実だけで判断するのではなく、その理由を確かめる必要があります。

会社の成長見通しが崩れたのか。それとも、相場全体の不安や一時的な売りに巻き込まれているのか。

同じ下落でも、意味はまったく違います。


■ 私が短期トレードを勧めない理由


私は以前、チャートを見て「ここが天井、ここが底」と判断する方法を、10年ほど試していました。しかし、うまくいきませんでした。

短期トレードで成功している人がいることは理解しています。ただ、私にはその判断を安定して繰り返すことが難しかったのです。

SNSには「1ヶ月で資産が2倍になった」といった話が流れてきます。一方で、損失を出して市場を去った人の声は、同じようには目に入りません。成功例だけを見て、自分にも簡単にできると思うのは危険です。

また、短い期間の値動きを先回りするには、他の投資家との競争に勝ち続ける必要があります。売買を重ねれば、その分だけコストもかかります。

私は、短期の値動きを当てることより、企業を調べて成長の理由を理解することに力を使いたい。だから、私の講座でも企業分析を重視しています。


■ 投資するのは、企業が持つ価値


企業には、株価のグラフだけでは分からない強みがあります。

独自の技術、長年積み上げたノウハウ、顧客との関係、他社が簡単には参入できない事業。そして、それらを利益につなげる仕組みです。

私が知りたいのは、「明日、この株が上がるか」よりも、「この会社は、これから何によって利益を伸ばすのか」です。

新しい需要が生まれているのか。価格を上げても顧客に選ばれるのか。成長分野への投資が、将来の利益につながるのか。

そうした変化を確かめたうえで、今の株価が企業の価値に対して割安なのかを考えます。

ただし、株価が下がったから割安とは限りません。会社の価値そのものが下がっている可能性もあるからです。



■ 市場の評価と、企業の実態がずれるとき

「効率的市場仮説」という考え方があります。利用可能な情報が価格に織り込まれ、情報を使って継続的に市場を上回るのは難しい、という考え方です。

私は、その難しさを認めつつも、市場の評価と企業の実態には、ずれが生まれることがあると考えています。

同じ決算を見ても、人によって受け止め方は違います。不安が強いときには悪い材料ばかりが注目され、期待が高まると良い面ばかりが評価されることもあります。

そこに、自分で企業を調べる意味があります。

もちろん、市場と違う見方をしただけで正しいとは限りません。「自分だけが気づいた」と思い込まず、決算や事業の変化を確認し続けることが大切です。


■ 長期投資でも、業績の確認は欠かせない


私は、長期的な株価を支える重要な要素は、企業が将来どれだけ利益やキャッシュフローを生み出せるかだと考えています。

ただし、利益が増えれば、その分だけ必ず株価が上がるわけではありません。買ったときの価格や、金利、将来の成長に対する市場の評価も影響します。

理論株価も、成長率などの前提を置いて求める推定値です。誰が計算しても同じ答えになり、株価が必ずそこへ戻るというものではありません。

だから、長期投資とは「一度買ったら、何も確認せずに持ち続けること」ではないのです。

買った理由が今も成り立っているか。成長の見通しに変化はないか。ここは継続して確認します。


■ 成長する業界の中で、企業の実力を見極める

私が重視しているのは、これから利益が伸びると見込まれる業界の中で、成長を牽引する企業を探すことです。

世界の情勢や日本社会の変化から、追い風を受ける業界を見つける。そして、その中から独自の技術や強みを持ち、利益を継続的に伸ばせる企業を選びます。

ただし、良い会社でも高すぎる値段で買えば、良い投資になるとは限りません。

成長の理由と持続性を確かめ、今の株価がその価値に見合っているかを判断する。これが、私の投資の基本です。

株式を持つことは、企業の一部を持つことです。企業が事業を通じて利益を生み、成長していく。その成果を株主として受け取るという視点を、私は大切にしています。

相場が荒れると、どうしても目の前の株価に意識が向きます。

そんなときこそ、いったん立ち止まって考えてみてください。

「この会社の価値は、本当に変わったのか?」

株価の動きだけで答えを出さず、企業の中身を確認する。その積み重ねが、自分の判断で投資する力につながると私は考えています。


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【免責事項】

本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。



 
 
 

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